Hakuto科学機器 取扱製品紹介

バイオ3Dプリンター Bio 3D Printer

従来法と比べ低コストでありながら迅速な試作、プロダクションの開始を可能とし、産業分野で積極的な導入が進んでいる3Dプリンターですが、このインクに生体材料(バイオインクと呼ばれる)を用いることで、医療、製薬の分野での活用が期待されるバイオ3Dプリンターの研究開発が近年世界的に加速しております。

本稿では本分野で市販化された成功例の一つであるROKIT HEALTHCARE社製“INVIVO”を例とし、バイオ3Dプリンター装置及び周辺技術についてご紹介いたします。

【バイオ3Dプリンターの主な特徴】

  1. 幹細胞(Stem Cell)をインク原料に用いることで、高品質な人工生体組織を出力することが可能です。
  2. 移植対象者から直接得られた細胞を培養してインクの原料とすることで、将来的な医療展開において移植者との親和性が高く、かつ移植必要部位に合わせ高精度に作成された人工組織を安価で素早く供給することが見込まれます。
  3. 皮膚や骨等の構造物の他、角膜や毛髪等、機能性を有する組織についても応用展開が期待されます。

【ROKIT HEALTHCARE, “INVIVO”について】

  1. 装置本体、温度コントローラー
    ディスペンサーコントローラ/コンプレッサ(エア)により構成される、非常にシンプルかつスマートな設計です。
  2. 出力部は以下の3種類で構成されます。
     > フィラメント
       主にポリマー(PCL*, PLGA*, PLLA*)等を
       出力する際に用いられます。
     > シリンジディスペンサー
       主にバイオインク、パウダーミクスチャー
       ハイドロゲルを出力する際に用いられます。
     > ヒーター付きニューマチックディスペンサー
       上記の他、温度や圧力管理を必要とするような
       多様なポリマーの出力に用いられます。

【技術仕様】
下記仕様は一般仕様になります。詳細やカスタマイズについてはお問い合わせください。

  1. 出力方式:シリンジ、フィラメント、ヒーター付きニューマチックディスペンサー
  2. 温度コントロール範囲
    シリンジ: -5℃~80℃
    フィラメント:室温~250℃
        ヒーター付きニューマチックディスペンサー:室温~350℃(圧力 <900 kPa)
        プリント台:-5℃~80℃
  3. 硬化方式: 化学架橋、UV硬化、温度コントロール(cross linking)
  4. 殺菌、抗菌方式:UVランプ(12W/254nm)、HEPA Filter(H14グレード)
  5. 出力ノズル径
      シリンジ: 80~400μm
    フィラメント:100~200μm
       ヒーター付きニューマチックディスペンサー:100~400μm
  6. 出力可能寸法:10cm x 10cm x 8cm
  7. プリント速度: 3~20mm/sec
    【見込まれるアプリケーション】

*本技術、ご紹介装置についての詳細はお問い合わせください。

【用語】 PCL : Polycaprolactone, PLGA : Poly Lactic-co-Glycolic Acid, PLLA : Poly-L-lactic Acid

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