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画像解析ソフト

研究開発向け画像解析ソフトウェア

メディアサイバネティクス

Image-Pro 11

3D画像解析ソフトウェア

Media Cybernetics社 (本社米国メリーランド州) は1981年に設立、画像取得・画像解析・画像管理のソフトウェアを開発し、画像に関するニーズに貢献しています。ロングセラーの、画像解析ソフトウェアImage-Pro Plusは、数々の科学誌の賞を受賞し、世界で15万件以上の学術発行物に掲載されました。 2023年4月、3ステップ簡単操作のアプリケーション別プロトコル、光学系デコンボリューション等、多数の新機能を搭載したWindows11対応の最新版Image-Pro11をリリースとなりました。

SERIES LINEUP

シリーズラインナップ

3D機能

1. 3D機能追加モジュール

FIB-SEMやX線CT等の連続断面画像を積層した3D構築、測定用モジュールです。
連続画像の輝度の均一化、位置合わせ等の3D構築の前処理機能も搭載しています。

■3D構築・解析の用途
① 立体形状の可視化:円柱、球、断面では不明なZ軸方向の形状が分かる。
② 表面形状の可視化: 凹凸の有無、空隙の有無が可視化できる。
③ 断面加工・観察:X-Y断面画像から、任意面の断面加工・観察ができる。
④ 3D測定:観察像から体積、表面積、Z軸長さ等の定量化ができる。

3D構築後は、任意の角度の断面作製、断面の切り出しが可能です。また、チャンネルの異なる連続画像を3Dで重ね合わせることもできます。

 

3D構築の動画のYoutubeはこちらからご覧いただけます。

https://youtu.be/da_jmoPEYV8?si=P-PSC4fa_pnvOMNz

 

2. AutoQuant Deconvolutionモジュール

■デコンボリューションとは

蛍光顕微鏡で蛍光染色された細胞などの断面を観察すると、例えば断面そのものが左下の様な形状をしている場合でも接眼レンズから見ると、ピントの合ってい ない部分に起因するぼけが重なってしまい、右下の様に見えてし まいます。これは回折などの様々な要因に拠って光が広がってしまうためです。

厚みのある標本を観察する必要のある顕微鏡では、 光の波長より小さな輝点が三次元的にどう広がるかを表す点像分布関数 (Point Spread Function、以下 PSF と略す) が光学系の特性を表す重要な数学的なモデルとして使われています。

撮影された顕微鏡画像には前節で述べた様なピントの合っていない部分に起因する(PSFに起因する)ぼけが含まれていますが、この様なぼけの有る画像と PSFから上記とは逆の演算(デコンボリューション演算)を行う事で元の画像を復元できる、あるいはぼけを取り除ける事からこの様な処理をデコンボリュ-ションと呼びます。

 

■デコンボリューションの用途

① 高度な画像解析:デコンボリューションでは定量精度を維持。高コントラスト画像を必要とする解析に有用です。
② 文書・資料作成:画像やスライドで、細部がより精細になり、美しく見せられます。
③ 共焦点顕微鏡でもS/N比の改善、ダイナミックレンジの改善、画像の階調分解能(コントラスト) の改善、軸分解能の向上に使われます。

 

 

 

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